【俺をだれだと思ってるんだ 世界一の大泥棒だぜ】スコットランドヤード
今回プレイするのは、「スコットランドヤード」です。「スコットランドヤード」とは、最初にロンドン警視庁本部が置かれた場所を示しているのだそうです。このゲームではプレイヤーは「逃げる犯人」「追う警察」という関係性でゲームをプレイしていくのです。
以前紹介した「ドミニオン」と同じドイツ年間ゲーム大賞を受賞したこともある作品です。
あらすじ
ロンドン市内に潜伏し、大胆不敵に逃走する怪盗Xを、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の敏腕刑事達が追跡し逮捕を目指します。
果たして警察は犯人を追い詰めることができるのでしょうか・・・?
ゲーム情報
-
プレイ時間:30分〜60分
-
プレイ人数:3〜6名
-
ゲーム価格:3,000円程度
-
対象年齢 :10才〜
コンポーネント
-
マップ 数字で示されるマスと、タクシーなどの交通手段を示すラインが記載されています
-
乗り物カード(タクシー / バス / 地下鉄)
-
移動手段を提示するボード
-
コマ(警察)
準備
- 1. プレイヤーを泥棒(ゲーム中では Mr.X の愛称で呼ばれます)1人、残りのプレイヤーを警察に振り分けます。
- 2. 警察は自分のコマをマップ上の任意のマスに設置します。Mr.Xはマップ上の任意のコマをスタート地点として決定しておきます。
ゲームの流れ
終了条件 1ターン(全員の手番が1周する)を24回繰り返すまでにMr.Xを捕まえる(Mr.Xがいると思われるマスに警察コマを設置する)ことができれば警察チームの勝利、Mr.Xが逃げ切れば泥棒の勝利です。
1.警察の手番
・警察になったプレイヤーは、タクシー / バス / 地下鉄の移動カードを消費し、移動を行います。
移動カードを消費するため、ゲームの後半になるほど移動手段が限られてくることになります。
2. 泥棒(Mr .X)の手番
・Mr.Xは移動カードの使用回数に制限はありませんが、移動手段をボードに記載します。
ルール1. Mr.Xは特定ターンになると、現在地のマスを公開しなければいけない。
ルール2. Mr.Xは数回、1ターンに2回移動を行うことができる。
ルール3. Mr.Xは数回、移動手段を公開しないことができる。
感想
Mr.Xは迫り来る警察から逃げ続けなければならないのですが、ゲーム中に何度か現在置を公開しないといけないため、常に警察が追う展開となります。
ルール1に対し、Mr.Xは不利になるので、ルール2. ルール3をうまく利用し、警察の包囲網を突破しましょう!
このゲームは、「1人」 対 「その他」という珍しい構成になっていて、警察チームのプレイヤーは情報交換をしながらプレイできるので、初めてプレイする場合は警察チームになってみんなと一緒に考えるのが楽しいです!
【権力への道を汚れた手で切り開けっ!】クー(Coup)
今回プレイするのは、「クー(Coup)」です。ボードゲームというよりカードゲームのジャンルになります。嘘をついてもバレなければ問題ないというルールなので、ブラフが得意な人はハマるかもしれません。
あらすじ
腐敗し弱体化した宮廷が治める、陰謀渦巻くイタリア都市国家・・貴方が扮するのは、この都市に置ける一家の長です。権力への道を汚れた手で切り開き、都市を収めるのです。
というゲーム設定の背景が説明書に書いてあるあたり、設定が細かくて嬉しいです。この設定はゲームには関係ないのですが、カードに記されたキャラクターにはしっかり反映されています。
ゲーム情報
-
プレイ時間:15分
-
プレイ人数:3〜6名
-
ゲーム価格:1,500円程度
-
対象年齢 :10才〜
コンポーネント
-
人物カード(15枚 5種類各3枚 公爵 / 刺客 / 船長 / 大使 / 女伯)
-
早見カード(6枚)
-
金貨(50枚)
準備
- 人物カードをよく混ぜ、伏せたまま各プレイヤーに2枚ずつ配ります。プレイヤーは配られた人物カードをいつでも確認することができます。
- 金貨を2枚受け取ります。
- 使用しない人物カードは中央に山札として置きます。
ゲームの大事な要素「影響力」について
自分の手元に伏せられた人物カード = 「影響力」となります。ゲーム中「影響力」を失うことがありますが、その場合は人物カードを表向きにすることで「影響力」を失います。
面向きになった人物カードの能力はゲーム中に使うことはできません。手元の人物カードが全て表向きになった場合、プレイヤーはゲームから脱落します。
ゲームの流れ
終了条件 最後の1人になるまで生き残ったプレイヤーの勝利です。
1. 手番プレイヤーは、1つだけ行動を選択します。(他のプレイヤーに対する行動の場合、そのプレイヤーを指名します。)
2. 他のプレイヤーは、1.の行動に対し、「ダウト」を宣言できます。ダウト宣言され、もし嘘をついていた場合、手番プレイヤーは「影響力」を失います。もし嘘をついていない場合は手元の人物カードをオープンし、嘘をついていないことを証明します。その後オープンした人物カードと山札のカードを交換します。
3. 「ダウト」宣言がない場合、他のプレイヤーを指名した行動はその指名されたプレイヤーのみ「ブロック」宣言を行えます。他プレイヤーを指定しない行動の場合は、誰でも「ブロック」宣言を行えます。
4. 「ブロック」宣言がある場合、手番プレイヤー以外が「ダウト」宣言を行えます。ダウト宣言され、もし嘘をついていた場合、「ブロック」を宣言したプレイヤーは「影響力」を失います。もし嘘をついていない場合は手元の人物カードをオープンし、嘘をついていないことを証明します。その後オープンした人物カードと山札のカードを交換します。
5. 宣言した行動を処理します。
ルールが複雑なので、早見表というものが用意されており、どの行動に対し、どの人物カードがブロックできるか分かるようになっています。
感想
このゲームは最後の1人になることでしか勝利はありません。そのため序盤に目立つ行動(金貨を多く獲得している / 嘘をついてそうな行動をとる)をしていると刺客やクーの対象になってしまいます。
そのため序盤はプレイヤー同士の腹の探り合いになってきます。また「影響力」を1つ失うと、ゲームから脱落してしまう可能性が非常に高いため、どのタイミングで他のプレイヤーを攻撃するかが難しいところです。
何度か遊んでみたのですが、個人プレイでは勝利することが難しいと感じたので、別売りの拡張版によるチーム対戦だとより盛り上がるのかなと思います!
【カラフルな野菜でサラダを作るぞ!】ごきぶりサラダ
今回プレイするのは、「ごきぶりサラダ」です。ドイツのボードゲームメーカーのドライ・マギア社の作品なのですが、 他に「ゴキブリポーカー」というゲームも作成されているようです。
あらすじ
このゲームは手番で引いた野菜カードで、できるだけ早くカラフルなサラダを作ります!
ゲームの進むスピードに乗って、プレイヤーは野菜の正確な名前を言っていかなければなりません。真実と嘘を素早く判断して、誰よりも早くサラダを完成させましょう!
ゲーム情報
-
プレイ時間:10分〜20分
-
プレイ人数:2〜6名
-
ゲーム価格:2,000円程度
-
対象年齢:6才〜
コンポーネント
-
野菜カード(112枚 4種類)
-
ゴキブリカード(16枚 4種類)
準備
- カードをよく混ぜ、均等に配ります。各プレイヤーは配られたカードを裏にし山札として扱います。
ゲームの流れ
終了条件 一番早く手元の山札がなくなったプレイヤーの勝利です。
基本的には手番のプレイヤーは山札から素早く野菜カードをめくり、カードに描かれた野菜の名前を言います。
ただし下記のルールがあるため、そのルールに従った名前を言わなくていけません。
間違った名前を言ってしまった場合や、詰まってしまった場合はペナルティとして、場に出ているカードを全て引き取り、自分の山札に加えてよく混ぜます。
-
1. 直前に山札から引かれた野菜カードと同じ野菜カードを引いた場合、違う野菜の名前を言わなければならない。
-
2. 直前に言われた野菜の名前と、違う野菜の名前を言わなければならない。
-
3. 「ゴキブリカード」を引いた場合、野菜の名前を言わずに「ゴキブリ」と言わなければならない。
-
4. 「ゴキブリカード」が場に出ている場合、そのカードに描かれた野菜の名前は言ってはいけない。
感想
ルールが単純なので数回プレイすればコツが分かってきます。ゴキブリカードが場に出たら、野菜カードとは別に置いて置くと、今どの野菜の名前を言ってはいけないかわかりやすくなります。通常のルールだと他のプレイヤーとの攻防がないため、いかに間違えずに言えるかの勝負になってきます。
実際にプレイした時には、手番プレイヤーよりも他のプレイヤーが先に正解を言った場合も、ペナルティとして手番プレイヤーが捨て札を引き取ると言うルールを作って遊んでみました。山札が減ってきたプレイヤーが勝利しないように他のプレイヤーと協力して先に正解を言おうとするなど、よりゲームに緊張感が出てきて楽しいです!
Kakerlakensalat: 2 - 6 Spieler
- 出版社/メーカー: Schmidt Spiele Gmbh
- 発売日: 2007/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
Kakerlakensuppe: 2 - 6 Spieler. Mmmmh!...mit vier neuen Gemüsesorten!
- 出版社/メーカー: Schmidt Spiele Gmbh
- 発売日: 2008/11
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ごきぶりポーカー・ロイヤル Kakerlakenpoker Royal 並行輸入
- 出版社/メーカー: DREI MAGIER SPIELE
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
【自分だけのデッキを構築して勝利を目指せ!】ドミニオン
今回プレイするのは、デッキ構築型カードゲーム「ドミニオン」です。こちらのゲームはドイツ年間大賞を受賞している有名なゲームになります。
各プレイヤーは小国の領主として自分の領土を拡張していき、最終的に最も多くの領地(得点)を手にしたプレイヤーの勝利である。プレイ人数は2~4人(拡張セットによって6人まで)。
プレイヤーの領地がデッキという形で表現され、プレイヤーは場に準備された山札から任意のカードを購入しデッキを構築していく事で領地を拡張する。このカードの購入とデッキの構築プロセスそのものが、ゲームプレイの主軸に据えられている点が、本作最大の特徴となっている。
引用元 ドミニオン (カードゲーム) - Wikipedia
あらすじ
このゲームでは手番になると、アクションカードや勝利点カードを獲得しそれを自分の山札として構築していきます。どのように山札を構築していくかがこのゲームの重要なところで、カードの種類には、山札からのドロー回数を増やすカードや、対戦プレイヤーを妨害するカード、購入回数を増やすカードなど、基本セットには25種類のアクションカードと呼ばれる個性豊かなカードが用意されています。
より強い山札を構築し、他のプレイヤーよりも多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
ゲーム情報
-
プレイ時間:30分〜45分
-
プレイ人数:2〜4名
-
ゲーム価格:3,672円
-
対象年齢:8才〜
コンポーネント。
( ) 内の数値が購入に必要なコストを示します
-
財宝カード 銅貨(0)-1金 銀貨(3)-2金 金貨(6)-3金
-
勝利点カード 屋敷(2)-1点 公領(5)-3点 属州(8)-6点 庭園(4)-ゲーム終了時のデッキ10枚につき1点。
-
呪いカード 呪い(0)- -1点
-
アクションカード 堀(2) 礼拝堂(2) 村(3) 鍛冶屋(4) 魔女(5)・・・etc
準備
- 銅貨(1金)銀貨(2金)金貨(3金)の「財宝」カードを場に置きます。
- 屋敷(1点)公領(3点)属州(6点) 庭園の「勝利点」カードを場に置きます。
- 「呪い(-1点」カードを場に置きます。
- 10種類のアクションカード(25種類の中からランダムに選択する)を場に置きます。
- 各プレイヤーは銅貨を7枚/屋敷を3枚受け取り山札として使用します。最初にこの10枚の山札から全員が5枚の手札を引きます。
ゲームの流れ
終了条件を満たすまで、手番がくるごとに以下の3つの行動(Action → Buy → Cleanup)を行います。
終了条件1. 場の属州のカードの山が全てなくなる
終了条件2. いずれかのカードの山が3つなくなる
終了条件が揃った時点で、山札に含まれる勝利点を計算し、最も勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
手番になると、手札5枚のカードを使って3つの行動を順に行います。
- 1. Action
手札にあるアクションカードを使用できるターン。 アクションカードには山札からカードを引く効果、アクション回数を増やす効果、他プレイヤーに呪いカードを配る効果などがあリます。
- 2. Buy
各カードに記載されたコスト分のお金を消費する(手札の財宝カードを場に出す)ことで、場にあるカードを購入できます。購入により獲得したカードは捨て札に置きます。
- 3. Cleanup
手番中に使用したカード、手札に残っているカードを全て捨て札に置きます。その後、山札から5枚のカードを引き手札とします。また、山札がなくなり引けなくなった場合は捨て札をシャッフルし、山札にして残りを引きます。
感想
プレイヤー全員の山札は同じなので、どのように他のプレイヤーよりも勝利点を獲得するかを念頭に置いておく必要があります。それに場に出ているアクションカードの種類によって、どのようにデッキを構築するかを常に考えなくてはいけません。
その分、他のボードゲームよりも戦略やプレイングが重要になるゲームなので、ギャンブル性が少ないゲームを好む人にはおすすめのゲームです。
【名前をつけて呼んであげよう!】ナンジャモンジャ
今回プレイするのは、「ナンジャモンジャ(ミドリ)」です。名前をつけて他のプレイヤーよりも早く呼ぶカードゲームです。 前に紹介したおばけキャッチのように瞬発力が必要なゲームですが、かなりシンプルな作りになっています。
ナンジャモンジャ公式サイトも可愛いデザインに仕上がっています。
あらすじ
ナンジャモンジャ族は、手足が生えた大きな頭の持ち主なのに、すぐに自分の中前を忘れてしまうキュートな生き物たちです。プレイヤーたちは次々に現れるナンジャモンジャたちに名前を考えてあげましょう!
ゲーム情報
-
プレイ時間:15分
-
プレイ人数:2〜6名
-
ゲーム価格:1,400円
-
対象年齢:4才〜
コンポーネント
-
ナンジャモンジャカード 60枚(12種類が5枚ずつ)
準備
-
カードを裏向きにしてよく混ぜ、山札としてテーブルの上に置きます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーを決め、山札から素早く表向きにします。(できるだけ同じタイミングで全プレイヤーがカードを確認できるよう心がけましょう)
表向きにしたカードに書かれたナンジャモンジャをよく見て、下記のアクションのどちらかを行います。
1.表向きにしたナンジャモンジャがまだ見たことのないナンジャモンジャの場合
カードをめくったプレイヤーが好きな名前をつけてあげましょう。見た目から「グリーンマン」、形から「まん丸」など自分が覚えやすい名前を付けるのもアリです。
2.表向きにしたナンジャモンジャがすでに見たことのあるナンジャモンジャの場合
すでにつけられたナンジャモンジャの名前を叫びます!
すでにつけられたナンジャモンジャの名前を正確に一番最初に叫んだプレイヤーがそのカードを獲得することができます。 山札がなくなるまで続けていき、一番多くのカードを集めたプレイヤーが勝利となります。
感想
最初のうちは名前を覚えられていますが、どんどん種類が増えてくると名前と姿が一致しなくなっていきます。(笑)
ゲームとしては、「名前を付ける」「覚える」「叫ぶ」の3点だけですが、ワイワイ楽しみながら遊ぶのにもってこいのゲームだと思います。
慣れてくると、
追加ルール1. お手つき(間違った名前で叫んでしまったら、正解したプレイヤーに獲得したカードを譲る)
追加ルール2. 他のプレイヤーが正解を当てた時にそのナンジャモンジャがすでに手元の獲得カードの中にあったら、正解したプレイヤーに渡さなければいけない
といった追加ルールを作ることで、自分が集めたナンジャモンジャを守ろうと必死になってに遊ぶことができます!
別売りのナンジャモンジャ(シロ)にはまた種類の違うナンジャモンジャたちがいます。組み合わせて遊ぶことで12人まで同時プレイが可能になります。
またナンジャモンジャ(ペアセット)は、(シロ)と(ミドリ)がセットになって、おしゃれなパッケージに梱包されているので、お友達へのプレゼントにも是非おすすめです!