恵比寿で働くWebエンジニアがボードゲームで遊んでみた。

Webエンジニア歴5年のエンジニアが、遊んだり、興味のあるボードゲームを紹介していきます。

【紳士のごとくっ、優雅にゼロを決めろ!】ゼロ

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今回プレイするのは前回紹介した「ペンギンパーティー」と同じ作者の「ライナー・クニツィア」氏が手がける「ゼロ」です。

あらすじ

このゲームは、手札のカード1枚を場のカード1枚と交換し、ラウンド終了時に手札の得点がなるべく少なくなることを目指します。

後述する「ゼロ」という特殊ルールを達成した場合、そのラウンドは強制終了となります。

人数分のラウンドを行ったあと、最も得点の少ないプレイヤーの勝利です。

ゲーム情報

  • プレイ時間:20分

  • プレイ人数:3〜5名

  • ゲーム価格:1,620円

  • 対象年齢:8才〜

コンポーネント

  • カード 7色 (数字1〜8)

準備

  • 各プレイヤーに9枚ずつ配ります。(配られたカードは他のプレイヤーに見えないようにしてください。)

  • 5枚のカードを表向きに中央に配置します。

  • 残ったカードがある場合、それは今回のラウンドで使用しないので、避けておきましょう。

ゲームの流れ

全部でプレイヤーと同数のラウンドを行い、最も得点が少ないプレイヤーが優勝となります。

1ラウンドは以下の2つのパートで構成されていて、スタートプレイヤーから順に時計回りでゲームを進行して行きます。

1. 交換

手札から1枚を選択し、中央に配置されたカードを手札に加えます。

2. ノック

手番をスキップすることができます。

※ ノックはラウンド中に全てのプレイヤーを合わせて2回までしか行えません。2回目のノックが行われた場合、全てのプレイヤーはあと1回だけ手番を行います。

 

ラウンド終了後に得点計算を行います。 計算には以下のルールがあります。

ルール1. 同じ色が5枚以上、または同じ数字が5枚以上あれば、それらは0点とする。

ルール2. ルール1に当てはまらない場合、手札のカードは複数枚あっても1度しか数えません。

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この場合は、1の数字が2枚で1点、4の数字が1枚で4点、5の数字が1枚で5点、赤色のカードは5枚あるので0点。合計10点となります。

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この場合は、2の数字が1枚で2点、5の数字が2枚で5点、3の数字が6枚あるので0点。合計7点となります。

特殊ルール

このゲームには場を盛り上げるために、ゲーム名にもなっている「ゼロ」という特殊なルールが存在します。

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この場合、「同じ数字が5枚」「同じ色が5枚」と合計が0点にになる条件を満たした手札の場合、「ゼロ」と宣言することでそのラウンドを強制終了させます。

手札は9枚しかないので、数字と色の条件を満たす役割のカードが必要になります。この場合は「青の2の数字のカード」になります。

「ゼロ」を達成したプレイヤーは得点はもちろん0点になり、他のプレイヤーはこの時点での手札で得点計算を行います。

感想

得点は低いほどいいのだからゼロを狙いに行くのも1つの戦略ですがはっきりいってかなり難しいです。ですが、「ゼロ」を高らかに宣言できた時は、なんとも言えない達成感に包まれます!

ポイントとして、このゲームでは他のプレイヤーが集めているカードと被らないようにしないといつまでも欲しいカードが集まらないことや、元々ラウンドで使用しないカードの中に欲しいカードがあったりすることもあります。そのため場の見極めが重要になってきます。

また、ノックを利用し他のプレイヤーが揃える時間を与えないようにすることや、大量得点を避けるため大きい数字のカードを場に出しがちな雰囲気を逆手にとりその数字で5枚揃えにいくかなど、リスクを考えつつ他のプレイヤーを出し抜くことも常に考える必要があります。

麻雀が好きな人は絶対楽しめると思うので、是非プレイしてみてください!

ゼロ 日本語版

ゼロ 日本語版